この国にクソ野郎が増殖している原因

この国は精神の根底に国を守るという意識が欠落してしまっている。その一段浅いところの家族を守る、もしくはそのさらに一段浅い自分を守るというところが、底になってしまっている。

なぜ、国を守るという意識が欠落してしまったかというと戦争に負け、戦後のシステムを国をベースにするものから家計や個人をベースにするものに変えられてしまったからだ。

国があって初めて家計や個があるという他の国では自明の理念がこの国には無くなってしまった。

戦前の世代の方々がまだ何らかの形で社会や家庭に影響を与えていた時代は、大っぴらには公言しないものの、生きることの根底に国を置く思想が残っていた。しかし、当たり前のことだが、戦前の生まれの方々は減っていき、平均寿命を考慮すると2010年以降は大きく減少している、このあたりから、この国には、自分さえ良ければ良いという思想が、これまでの悪いもの、恥ずべきものとしてではなく、寧ろ、当たり前のこと、良いこととして捉える社会になってしまったのだ。

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